創造的破壊 creative deconstruction 2004 5 9
若い頃に、経済学の本を読んでいるうちに、
「創造的破壊」という言葉を見つけたことがあります。
経済学で有名なのは、ケインズでしょうが、
どうしても、納得できない感じでした。
そういう状況で、「創造的破壊」という言葉に出会った時に、
新しい感動がありました。
時代の変わり目には、「創造的破壊」が起る。
そう主張した経済学者は、社会学者でもあったと聞きました。
もちろん、「破壊」ばかりで、「創造」もないと、
時代が前進しません。
ですから、「破壊から創造へ」です。
この「破壊」という言葉は、マイナスの意味ではありません。
古い価値観を破壊するという意味です。
あるいは、時代に適合しなくなった価値観を破壊するという意味です。
私も、この「破壊」という立場に立っています。
「破壊」をするならば、「創造」もやってほしいと、友人には言われますが、
それは無理です。
「創造」をするには、エネルギーが必要なのです。
私には、とても、その体力はありませんし、
また、人手不足なので、そのような余裕はありません。
「創造」をするには、時間、人材、資金が必要です。
時代に対して、警鐘を鳴らす。
そして、古い価値観を「破壊」する。
それが限界でしょう。